薬剤師が困らされた話ベスト3

薬剤師が困らされた話ベスト3

薬局には毎日いろんな患者さんが来ます。今となっては当たり前のことですが、新人で働き始めた当初はこんなにこだわりが強い方が世の中にはいたんだと思い知り困惑したものです。私がこれまで薬剤師を初めて10年の間に出会ったたくさんの患者さんたち。その方たちの中には、なんでこんなことでこだわるんだと思ってしまう人がいました。今日はそんな濃いキャラクターの患者さんの中から、困らされたベスト3をご紹介したいと思います。

・第3位・・・薬袋には何もハンコを押すなおばさんと薬袋の口を折るなおじさん
薬剤師で働いていたら、その薬局に必ず一人はこういう患者さんが来ているのではないでしょうか。薬袋には薬剤師の印鑑を押す欄が必ずありますが、そこには何も押してほしくないという人がいました。しかもその方は毎度薬袋持参。持参した薬袋にうっかり新人さんが何も知らずに印鑑を押してしまうことがあり、その度に「申し訳ございません。新しく薬袋を出させていただいてもよろしいですか?」と謝りにいかねばなりませんでした。「毎回のことなのになんで!」とお怒りになることもありましたね。患者さん側からしたらお怒りになるのも無理はないですが、こういう要望を出している人自体少ないので、その方の名前を覚えるまではしばしばうっかり印鑑を押してしまいます。が、なんでそんなに印鑑押されるのが嫌なのか理解に苦しむところです。

そして薬袋の口を折るなという要望もしばしばあります。これも薬剤師側からしたら中の薬が出ないようにするために折るのですが、鑑査が終わって薬袋の口を折った後に薬歴を見て薬袋を出し直す事態になることがあります。鑑査前に薬歴をきっちり確認していたらそんなことにはならないのですが、薬局や薬剤師によって薬歴を見るタイミングや流れは違うので。なんで折っちゃだめなのかは人それぞれ理由が違うようですが、私は最近投薬に行くまでは口は折らないようにしています。でもさー、別に折ってもいいじゃんね。何がそんなに気に入らないのかわからない。

・第2位・・・保険証に過剰反応するおじさん
薬局でも保険調剤をしているので保険証を確認してもいいのですが、「保険証確認させてください」と伝えると、顔を真っ赤にして怒り出すおじさんに出会ったことがありました。周囲の患者さんもドン引きするくらいお怒りで、その時薬はもらって帰りましたが、薬局を出るまで終始怒り続けていました。忘れ物をされていたので薬局の外に追いかけてお渡しした時にはケロッとしていました。それにしても何がそんなに気に入らないのか、過去になにか薬局に保険証を見せて嫌な経験をしたのか知りませんが、その方には絶対に「保険証」という単語はNGでした。薬歴やレセコンのわかりやすいところに「保険証絶対聞かない!」と注意書きを書きました。その方に聞かなければOKなので、別の患者さんに保険証提示を求めることはとやかく言われませんでしたが、最初のお怒りに遭遇した時は肝が冷えました。おーこわ。でも保険証確認拒否の人、時々いますよね。病院では見せているだろうに。なぜ薬局ではあんな強気なのかわかりません。

・第1位・・・薬袋に科名や用法を大きくマジックで書けだの要望多いから時間かかるのに待ち時間が長いから早くしろ!順番前後したら怒るおばあちゃん
薬袋の右上に大きく科名をマジックで書いて、用法も「あさ、ひる、ゆう」とひらがなで大きくマジックで書いて、さらに科ごとに薬袋を輪ゴムで束ねて渡す等要望が多い方は要望のない方に比べて薬をお渡しするまでに少し多めに時間がかかります。その分手間がかかってますからね。内容によって順番が前後することを掲示していたり、説明していても「順番を抜かされた!」とお怒りになる人はまあまあいます。そりゃ呼ばれる順番抜かされたら気分がいいものではないのは私も理解できますが、決して順番を抜かして調剤をしているわけではないし、あなたが出している要望通りに薬を渡そうとすると手間が余分にかかっているということをもう少し理解して待ってほしいと思うときがあります。要望出すだけだして早くしろはただのわがままです。まあそれをそのままストレートに言えないので、仕方ないです。

他にも色々個性豊かで特徴的な要望を出している方が数多くいるのですが、あまり特徴的なものはこういったブログには公表しにくいので自粛しました。薬歴を見ていると本当にこうしてほしい、ああしてほしいといった要望がたくさんありますが、薬剤師のすごいところはその要望すべてを邪険にせず受け入れて、個々の要望にあった渡し方で薬を渡せるように薬歴に残して努力しているところです。薬剤師の自分が言うのもなんですが、これは本当にすごいなと思います。薬袋はいらなくてビニール袋に薬を全部まとめていれるとか、輪ゴムはいらないとか、28錠だったときの端数の8錠は2錠×4とかに分けずに8錠で渡すとか、上にあげたような要望とか、薬歴には本当に患者さん個々に要望ある人は記録が残ってあります。その薬歴を見た薬剤師が誰でも同じように渡せるようにしているこのシステムは、どの薬局に行っても共通に存在する薬局の文化みたいなもので、これからもきっと残っていくものだと思うので、面倒だけど大切にしていきたいなと思います。

どれだけ常連になってもそこらへんの服屋や靴屋ではこういったサービスはできないと思いますからね。こういう今は点数化されていないところも、評価されるようになればいいのになと思います。

別件ですが薬剤師紹介会社もチェックしましょう。


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